テクニカル分析:移動平均線とゴールデンクロスの本当の意味
移動平均線について調査していきます!
移動平均線は簡単に言えば「売買のタイミングを見極める便利な指標」です!
引用:
*例えば25日移動平均線の場合、その日からさかのぼって25日間の終値を合計し、25で割ったものが第1日目の移動平均値となり、次の日からも同じように、株価の合計を25で割り、順次移動しながら株価の平均値を出してグラフ化すれば、25日移動平均線になります。
短期と長期の2本の違う移動平均線を表示させることが一般的で、日足チャートでは、5日移動平均線と25日移動平均線がよく利用されます。
5日=1週間の平均値と、25日=1カ月の平均値を同時に確認できるということですね。
株価は移動平均線から上方または下方に大きく乖離すると、やがて移動平均線付近まで修整されるという習性もあるので、株価のトレンドとあわせて売買タイミングを見る際にも使われる便利な指標です。
参考サイト:イチから始めるテクニカル分析!テクニカル基礎講座:移動平均線とは?
移動平均線を噛み砕いてみると...
計算は、
今日が29日だとしたら24日から29日までの5日分の株価を全部足して5で割った数
今日が30日だとしたら25日から30日までの5日分の株価を全部足して5で割った数
今日が30日だとしたら5日から30日までの25日分の株価を足して25で割った数
というような要領です。
適当にデータを2ヶ月分作って具体的な数値で表してみました。
試しにスマホの電卓を叩いてみるとそのようになることがわかると思います。
そして計算結果をグラフ化したのがこれ
移動平均線自体の解説はこんな感じです
これがどう役に立つのか
引用:
テクニカル分析の中でも最も一般的なのが、移動平均線の「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」です。
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けたら買い、逆に短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下抜けたら売りのタイミングとされています。
実際に、新日鐵住金(5401)の例を見てみましょう!
例えば、ゴールデンクロスが発生した2014年5月に275円で買い、デッドクロスが発生した2014年7月に312円で売れたとすると、最低売買単位1,000株の取引でも、
(312円―275円)×1,000株=37,000円の利益に!
※手数料・税金等は考慮していません。
なるほど重なったところが「ゴールデンクロス」と言い、上がる可能性が高いから買いと。。。
じゃあなんで重なるところが上がる可能性が高いのか。
さらに掘り下げていきましょう。
知恵袋によるとこんなことが書いてあります。
引用:
株式市場では株価は需給で決まりますが、多くの投資家は古い情報より新しい情報、あわよくば未来の予想を重視します。
短期の平均線のほうが、より新しい情報を織り込んだ平均線になります。
長期の平均線は、より長い期間の情報を含んでおり、情報が古いと考えられます。
株価が銘柄の評価をそのまま表すとするなら、古い評価である長期平均線よりも最近の評価である短期平均線の値段が高くなるなら、今後その評価が継続するであろうと考えられます。
そういった心理状態により、さらにその銘柄に注目する人が増え、結果的に本当に株価が上がることが多いようです。そんな現象がゴールデンクロスというわけです。
参考サイト:ゴールデンクロスはなぜ上がるというシグナルになるのでしょうか?
短期平均線の値段が高くなるなら、今後その評価が継続するであろうという心理状態から注目されて株価が上がるんですね!(最近流行りのビットコインみたいですね。価値があると信じられているうちは価値が上がり続けるような感じ...!)
逆に、継続すると思われず注目されなければ、たとえゴールデンクロスが現れたとしても、株価は上がらないということですね。
こういうようなところは、ゴールデンクロスという事実だけではなく、仕組みまで知らないとたどり着けない考えだと思います。
では今日はこの辺で。